壇蜜さんの女観察記「Honey GINGER おかわり」vol.20

壇蜜

GINGER本誌の人気連載「Honey GINGER」続編! 壇蜜さんが今注目している、漫画に登場する主人公たちにフィーチャー。主人公たちの生態から読み解く女性のリアルな生き様とは? 壇蜜さんならではの視点で紐解かれてゆきます。(編集部)

2017.03.17 更新

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枝垂ほたる「情熱と決め台詞、これがあれば女って色褪せない」 (コトヤマ「だがしかし」) 後編

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「熱いお姉さん」、枝垂ほたるは決め台詞も相手の心をかき乱す。「なってみる?私たちも大人に…」「恋の味…知りたい」「おっぱいは好きかしら?」…どれも思春期真っ盛りには刺激が強すぎるフレーズだ。しかしその後は「台詞にちなんだ駄菓子の説明が始まる」というオチになっているため、R18な展開は起こらないことを断っておこう。

駄菓子に対する情熱とそれを伝える力、そして心揺さぶる決め台詞…ほたるには「女が元気でいられる要素」が詰まっている。我を忘れる時間が出来るくらい夢中になれる何か(ただし合法)があること。妄想を掻き立てるような台詞を優雅に言ってしまうこと…私たち大人はつい妥協や協調に身を預けてしまいがちだが、自分の中に「ほたるな部分」があれば俄然世の中の理不尽や不当な表現、扱いを受け流せるのではないだろうか。

私の情熱の矛先

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私は日々飼っている熱帯魚や猫に話しかけ、大事に飼育している。熱帯魚に関しては複数のプレコ(ナマズの仲間)やスポッテッドガー(カマスのような細さの肉食魚)たちに夢中で餌付けをし、水槽を整備し大きく育てていくことに時を忘れるほどの充足を感じている。とくにスポッテッドガーに関しては私が差し出した虫をセットしたピンセットから「エサだっ」とバクっと取っていくので可愛くて仕方ない。飼っている熱帯魚の魅力を語れというならば、相手の終電が間に合うかどうかのギリギリまで話す自信はある。

妥協や協調をものともしない情熱

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…私を奇妙な目で見つめる方もいるだろう。ほたるも周囲から「駄菓子好きな変わった人」と奇異な視線を向けられる描写もある。しかしそれはみんなと違う一歩先を進んでいるから。「色褪せないアナタ」は夢中になる気持ちの先にいる。育てようマイ情熱。作ってみよう「掻き立てそうなコトバ」。

「黒くて大きいのが好き…え?好きな猫の話だけど」。

壇蜜さんが読んでいたのはこちら!

『だがしかし』

©コトヤマ/小学館

2017.03.17 更新

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