「女の幸せ」とは? GINGER世代、水川あさみがいま思うこと

Spark GINGER取材班

まさにGINGER世代ど真ん中、知的でクールな雰囲気と明るい笑顔を併せ持つ女優・水川あさみさん。ドラマ『東京女子図鑑』(Amazonプライム・ビデオで独占配信)で、女性なら誰しも「あるある!」と共感してしまうような迷えるヒロイン・綾を好演し、注目を集めています。
完成披露試写会には、チャーミングなGUCCIの衣装に身を包んで登場! Spark GINGERの特別インタビューに応えてくださいました。ドラマで描き出される、女性のリアルな欲望や悩み、本音。それらに重ねて考える、自らの理想のライフスタイルや人生観。水川さんが語る、「女の幸せ」とは……?

2017.01.08 更新

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いつもがむしゃら――そんなブレない姿に惹かれます

――本日はよろしくお願いいたします。さっそくですが、『東京女子図鑑』とはどんな作品ですか?

 

「主人公・綾は、東京に憧れを抱きながら、秋田で生まれ育った女の子。就職を機に念願の上京を叶えるんですけど、何かやりたい職業があるわけでもなく、ただ『みんなから憧れられる存在になりたい』っていう漠然としたとした思いだけを抱えているんです。歳を重ねて価値観が変化するたびに、東京の中で住む街を変えながら、成長していると言えるかどうかは分からないけれど、綾なりの人生を歩んでいく。そんなお話です」

 

――いわゆるサクセスストーリーとは少し違いますよね。

 

「そうですね。彼女が東京で生きる目的みたいなものが、どんどん変わっていくんです。みんなが欲しがるような高価なものや、みんなが羨ましがる高級な食べ物、みんながかっこいいと思う人……そういうものを手に入れたいという欲望を、ひとつずつ攻略していく」

 

――私も台本も拝読したのですが、同じ女性として、共感できるポイントがたくさん散りばめられていると感じました。住む街を変えるごとに綾も変化していきますが、水川さんはどの「綾」にいちばん共感していますか?

 

「三軒茶屋、恵比寿、銀座、豊洲、そして代々木上原と、住む場所によって彼女の意識がまったく変わるんですよね。例えば秋田から出てきてすぐは、都会らしさと田舎っぽさが共存する三軒茶屋が自分に合うと思っていたのに、銀座では自分のステータスがどんどん上がることに喜びを感じたり、結婚して豊洲に住んだら急に子供が欲しくなったり。でも、どこをとってもがむしゃらに生きているという意味では変わらなくて、それが綾の憎めないところ。だから、どれかひとつの『綾』を選ぼうと思うと、難しいな」

 

――変化していく一方で、一本、筋が通っている?

 

「その時々で目標は違うけれど、自分がなりたいもの、手に入れたいものを目指して猛然と進んでいく。そして最後は自分の価値観に合った生き方を見出す……その道のりはあまりにも波乱万丈なんですけど、一生懸命な綾の姿には羨ましさを覚えたりもします」

 

――水川さんご自身にとっては、東京でいちばん好きな街はどこですか?

 

「その時々で好きな場所が変わったり、マイブームができたりするから、好きな街を聞かれると難しいですね。でもそれが、東京の面白いところかも。私も綾と同じで、若いときは渋谷とか、にぎやかで若者が集まるところがいいなって思ってたんですけど、30歳を過ぎてこうやって落ち着いてくると、浅草など風情ある下町もいいなって思います。見る角度によって表情が変わり、いろんな人を包み込んでくれる街、それが東京ですよね」

 

――綾も、東京という場所も、変わっているのに変わらない。人を不思議と惹きつける魅力は、そんなところから生まれるものなのかもしれませんね。

30代は、自分なりの価値観を見つけたい

――作中では、ところ変わればライフスタイルが変わる様子が詳しく描かれています。住む街、ファッション、食生活、恋愛観など……水川さんにとっての理想のライフスタイルについて教えてください。

 

「30歳を過ぎて、やっぱり自分の生活をちゃんと充実させていけるライフスタイルがいいなと思います。例えば撮影が続くと本当に忙しくなっちゃうけど、自分のためにご飯をつくる時間とか、飼い猫と過ごす時間とか、普通のことを普通にできる時間を大事にしたい。住む街は、都会のど真ん中よりも、落ち着いてちゃんと自分を見つめることができる場所が理想かな。きちんと生活できる空間を持てる、そんな場所」

 

――エンディングの綾と同じ40歳になったとき、どんな女性になっていたいですか? そのために今、何をしたいですか?

 

「綾の20代30代は紆余曲折ありますが、それを経て彼女は自分の身の丈にあったもの、自分なりの価値観を見出していきます。住みたいところに住んで、理想のパートナーと暮らしてっていうのはすごく羨ましい。いろいろな経験を通して、自分に合う合わないとか、好き嫌いとか、そんな判断と試行錯誤を繰り返す中で、自ずとそうなっていけるのかな……と思っています」

 

――女性にとって、30歳前後は仕事に結婚、出産など、生き方について悩むことが多い時期。その年代の人たちがこのドラマを見ると、きっと考えてしまうと思うのですが……ずばり、「女の幸せ」って何なのでしょう?

 

「すごく難しい質問ですね(笑)。言ってしまえば人それぞれだから、一概にこうとはなかなか言えないと思います。でも女は男よりできることが多い気がするんですよね……働くのか家庭に入るのか、結婚するのかしないのか、出産するのかしないのか。選択の幅が男の人より多くて、どれを選ぶのかは自分次第。迷うというよりは、選択肢が多くてラッキーとポジティブに捉えたいですね。そして、その時々で自分がやりたいことときちんと向き合うことを大事にすれば、自然と『幸せ』に近づけるんじゃないかと思います」

 

――ありがとうございました。

 

 

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『東京女子図鑑』

主演: 水川あさみ

監督: タナダユキ

視聴はこちらから:https://www.amazon.co.jp/Prime-Video/b?node=3535604051 (Amazonプライム・ビデオ)

2017.01.08 更新

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