ひらがな上達の秘訣!「字源」を知っていますか?

カタダマチコ

私たちが文章を書くとき、その約3分の2を占めているのは「ひらがな」。皆さんが子供のころにまず覚えた文字もひらがなでしょう。今回は、そんなひらがなを美しく書くための基本のひとつをご紹介します。
ひらがなには、それぞれ元になった漢字(=字源)があるのはご存じの通り。それでは、その「字源」を知ることで、実は美文字に近づけるということは知っていますか?

2017.05.15 更新

♡3,169 views

ひらがなの成り立ちとは

もともと日本には文字がなく、中国から伝わった漢字を使い始めました。漢字はひとつひとつに意味がありますが、奈良時代ごろになると、その意味とは無関係に日本語の「音」を書き表すためにも漢字を使い始めたとされています。それを「借字」、または「万葉仮名」といいます。

例えば、「あ」という音を表記するために、字の意味は無視して「阿」や「安」という字を使うのです。

 

その「借字」を極端に草書化させたことが、ひらがなの起源とされています。平安時代には、借字に代わりひらがなが広く使われるようになりました。

いくつ知っていますか? ひらがなの「字源」

もとはただの当て字であったため、ひとつの音に対して、複数の借字(ひらがな)が使われるという場合もあったようですが、明治時代には、今の一音一字のひらがなが確立されました。その際に選ばれなかった字は「変体仮名」として、書の世界では今でも使われています。

 

上の写真をご覧ください。ひらがなの「字源」には、意外なものもありますね。へーそうなんだ、と思われた字もあるのではないでしょうか。

 

字源を知るといいことがあるの?

字源を知ることは、実は、美しい文字を書くことに必要な要素です。

 

例えば「の」というひらがな。

字源は「乃」です。

 

写真のように、「乃」がだんだん崩れて「の」になります。ですから、「の」の一画目は「乃」の「ノ」と同じ角度で、スッと左斜め下に向かって入ると美しく見えるのです。

 

逆に、これを踏まえると漢字の「乃」の書き順もわかりますよね。よく「ノ」を最後に書いてしまう方もいますが、「ノ」が先です。

正しい書き順で書くことは、美文字への第一歩。「字源」を知ることは、そんな意味でも役に立つのです。

 

 

ひらがなは曲線や直線が入り混じり、漢字やカタカナよりも難しいです。けれど字源を知ることで、文字のバランス感を理屈で学ぶことができ、美文字へとつながります。これからひらがなを書くときは、「字源」を意識してみてはいかがでしょうか。

2017.05.15 更新

♡3,169 views

関連キーワード

編集部のおすすめ!