「エクスプローラーズ・グランドスラム」を果たした、20歳の女性冒険家、南谷真鈴に学ぶ 夢を叶える力とは?

Spark GINGER取材班

「エクスプローラーズ・グランドスラム」とは、世界 7 大陸最高峰+北極点+南極点への踏破を果たすこと。この偉大なる大冒険に果敢にチャレンジし、なんと世界最年少で達成した女性がいるのです。
それが南谷真鈴(みなみや まりん)さん、20歳で現役大学生の冒険家。高校生の頃にこのチャレンジの準備を開始したというから驚きです。20歳の女性がこの偉業を成し遂げるまでには、本当にいろいろな経験をしたであろうことは、容易に想像がつきます。2016年12月より女性初のユニクロ グローバルブランドアンバサダーに就任した、この若く勇敢な女性チャレンジャーから、夢を叶えるための気持ちのあり方を学んでみましょう。

2017.04.21 更新

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いったいどんな旅をしていたの?

今回最後の旅となった北極点踏破の冒険の写真から、この旅の過酷さを感じてみましょう。

 

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まず、チャーター機でロシアのキャンプ地へ。その後ヘリコプターで移動。ヘリコプターには今回のチームメイト6名が乗船。360度氷と雪が続く世界を見てワクワクしつつも、機内の中は寒く、話すことができないくらいの騒音なのだとか。

 

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フランスでクロスカントリーなどの訓練を受け、実際に北極点を踏破した人の家にも滞在し、実践的なハウツーをみっちり教わったそう。スキーの裏をどう使うかなど、小さなアドバイスがとても大切な助けになったのだとか。

 

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とにかく寒くて寒くて、太ももがじんじんして、歩き続けてもまったく温まらず。寝袋に入っても常に足の先は冷たいまま…。北極の寒さは同じマイナス35度でも南極のそれとは桁違いなのだそう。

 

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氷河と氷河がぶつかる盛り上がった部分を登っては降りての繰り返し。一日の移動は約7~10時間ほど。1時間歩いて3分休みの繰り返しで進む。止まると一気に寒気に襲われるので、ダウンをもう一枚着る。体力をリカバーするために必要な休憩時間も、寒さとの戦いなのだそう。

 

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左がホッキョクグマの足跡。右は人間。テントで寝るときも銃を抱えて寝ている。実は、3分の休み時間の間に、南谷さんがソリから離れたすきに、シロクマがソリに乗り込みサラミを食べ始めたのだとか。その距離約10メートル。全力ダッシュで転びながら走り、全員銃を構えて、厳戒態勢で威嚇し難を逃れたのだそう。

冒険中の気持ちと、そのモチベーションとは?

「あっという間でびっくりしました。踏破した瞬間の感動はあったけど、向かう途中は常に北極点を通り越して次のことを考えていました。もちろん家が恋しいこともありますが、いろんな思いあってこそのチャレンジですし、私の姿を見て、ほかの若者や学生たちが夢をかなえる前向きな気持ちや姿勢になってくれれば、というのが一番のモチベーション。自分ではもっと頑張れたんじゃないかなと思っています。」

「私の長所は、自分の弱みをわかって乗り越えようとするところ。失敗を自分が跳躍するためのバネにするところ周りからできないと言われたことを、ひっくり返すところ

 

チャレンジを決めたとき高校生だったこともあり、周囲から「無理じゃないか」と繰り返し言われたのだそう。

でも、「他人にそれを否定する権利はない。自分の可能性は無限大なんだと信じている」「私の挑戦で誰かにインスピレーションを与えられればと」と語る南谷さん。

 

大きな夢を達成するための推進力は、その先に広がる未来をどこまでイメージできるのか、ということなのかもしれないと感じました。まだまだやれると自分のファイトを信じる気持ちが大切なのだと思います。

わずか20歳にして、夢を見る才能にあふれている南谷さん。その力強いまなざしにスタッフも勇気をいただきました。

 

次の挑戦は「海」に決めていると宣言する南谷さん。今回は、自分が自分であるために、必要なプロジェクトだったとしつつ、次の海へのチャレンジは自分が現地の人たちとかかわることで直接インパクトを与えられればと語る彼女。その凛とした美しい表情と力強い言葉に、心からのエールを送りすっかりファンになってしまった編集部スタッフでした。

 

 

◆南谷真鈴さんプロフィール
1996年、神奈川県生まれ。1歳半のときに父親の転勤でマレーシアへ。
その後、上海や香港で生活。以降、12年間海外在住。2011年~13年の間に香港の山々を
すべて登り、その後ネパールやチベットの6000m級の山々に登頂。
2016年7月4日、北アメリカ大陸のデナリ登頂により、日本人最年少で世界七大陸最高峰を制覇。
2016年には日経ビジネスオンラインの、新しい世界を切り開くリーダーを選出する
プロジェクト、「チェンジメーカー オブ ザ イヤー」10人のうちの1人に選出される。
現在、早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科在学中。
2016年12月より女性初のユニクロ グローバルブランドアンバサダーに就任。

2017.04.21 更新

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