Licensed by gettyimages®

「季節感のある女」がモテる理由とは? スタイリスト青木貴子さんがレクチャー!

青木貴子

いい女になりたいという気持ちを誰もが強く抱いているけれど、具体的にはどうしたらいい? 恋も仕事もおしゃれも、自分にフィットするスタイルを模索中のアラサー世代。
素敵な先輩女性の声に耳を傾けて、“これから” の自分について考えてみませんか?
女性ファッション誌や広告で活躍する傍ら、エッセイストや料理家としても知られる青木貴子さん。「大人のいい女に必要なこと」をテーマに、青木さんが考える“魅力的な女になるためのヒント”を書いていただきます

必読の隔週連載、今回は“季節感を大切にできる女性”について。日本人女性として、四季折々の行事をきちんと理解しておきたいところ。大人の魅力に繋がる知識を蓄えていきましょう。

2017.01.06 更新

♡3,453 views

季節を丁寧に感じ、愛おしむ。その余裕と感性が素敵オーラを発します!


Licensed by gettyimages®

新年明けましておめでとうございます!

新しい年が始まったのっけから言うのもなんですが、1年はあっという間に過ぎます(去年の速さからそれを自覚しているひとも多いと思います)。少しでも、ひとつでも意味深い年にするために、今年は日本の暦を意識してみては如何でしょう?

ファッショントレンドもフレッシュな魅力を身に着けるために必要な情報ですが、生活のなかに息づく日本ならではの季節の名前や由来、行事を知っているのは素敵なこと。ナチュラルに季節を愉しんでるひとって、かなりに魅力的に映ります。

「五節句」って知っていますか?


Licensed by gettyimages®

春夏秋冬の季節。それ以外で馴染みがあるのは、お節句や節分といったところでしょうか?

実は日本には五節句や24の節季(せっき)と候(こう)と呼ばれる72もの季節、このほかにも雑節と呼ばれるたくさんの季節の節目(節分やお彼岸、ウナギを食べる土用なんかがこれにあたります)があるのです! 普段はあまり聞かない言葉って思うひとも多いと思います。これは旧暦にのっとった季節なんです。

 

五節句というのは1月7日の人日(じんじつ)の節句(この日は人を大切にする節句。別名「七草の節句」といって、七草粥を食べる日。七草粥を食べて無病息災と五穀豊穣を願うのがならわし。明日ですね。ぜひ七草粥、食してください!)、

3月3日の上巳(じょうし)の節句(「桃の節句」。雛人形を飾り、桃の花や菱餅、白酒をそなえて女児の健やかな成長を願う日)、

5月5日の端午の節句(言わずと知れた男の子の節句。菖蒲湯につかって邪気をはらったりもします)、

7月7日の七夕の節句(笹竹に願ことを書いた短冊を飾る)、

9月9日の重陽の節句(9は陽=奇数の数字のなかで一番大きな数字、その9が重なる日をおめでたい日として祝ったのが始まり。別名「菊の節句」といって、この日は菊の持つ不老長寿の効能を期待して、菊酒を飲んで邪気を払ったりする)。

 

全部知っていましたか? お節句の行事はたいてい無病息災や邪気を払うなどの意味があり、決まった花を愛でたり食べ物などを食すもの。その意味を知って生活に取り入れると、風情もあるし何だか特別なことをしているようで愉しめます。

気候に沿った24節季と72候、きめ細やかな季節の移り変わりが日本の雅


Licensed by gettyimages®

節季のなかで一般的に知られているのは立春、立夏、立秋、立冬や春分、大寒くらいかな? こちらは季節にそった意味があり、移り変わりを情緒深く感じることが出来ます。実際に大寒のころはとっても寒いし、立春を迎えるころにはふわっと寒さが和らいで春めいてきます。旧暦の暦って、ほんとうに季節の移り変わりに即している。

そしてもっと趣を感じさせるのが候。候は名称というより出来事そのものが呼び方になっています。

たとえば最初の季節は立春から始まりますが、その初候は「東風凍りを解く」春風がこおりを溶かすという意味。

啓蟄(3月10日頃の節季)の次候は「桃始めて笑う」桃のつぼみがほころぶ季節を差します。表現が可愛らしく、はんなりしていて、おもわず口元もほころびませんか? 立秋(8月7日過ぎの節季)の初候は「涼風至る」涼しい風が吹き始めますよ、という意味。

候は自然現象を素直な目線で捉えたそのままが表現されていて、候を知っていると、忘れかけていた自然に対する興味がわいてきて、季節の変化に敏感になれます。

自然と季節を愉しめる、心の豊かさが魅力につながる!


Licensed by gettyimages®

今回はすっかりお勉強!みたいになっていますが、年の初めのこの季節にはいいトピックスかなと(笑)。日本には四季があるうえにこんなに風情があって面白い暦があるのですから、知っていて行事を愉しんだほうが1年をぐぐっと豊かな気持ちで過ごせます。

たとえば行事のある日。今日はこんな日なんだって思うと、その日を大切に味わって過ごすようになります。その意味や由来をひとに教えてあげると日々を丁寧に過ごす豊かさがそのひとにも伝わります。教えてもらったほうも豊かな気持ちになれます。そんな伝承って素敵じゃないですか?

 

 

内面の奥深い知識って、そのひとの輪郭を作り出します。雰囲気ってそういう輪郭が重なって出来上がるもの。今年はそんなところも意識して、さらに魅力的な女性を目指してみませんか?

2017.01.06 更新

♡3,453 views

関連キーワード