人に聞けないデリケートゾーンの婦人科の悩み。最新治療をご紹介します!

増田美加・女性医療ジャーナリスト

女性の体は35歳を境に女性ホルモンのエストロゲンが減少し始めます。顔と同じように、腟や外陰部も加齢に伴い、ふっくら感が失われ、薄くペラペラになる“外陰腟萎縮”が起こってきます。かゆみ、乾燥、臭い、腫れ、性交痛、頻尿、尿もれなどなど、デリケートゾーンにさまざまな不調が現れます。エストロゲンの減少による外陰腟萎縮に対して、最近、婦人科で新治療が導入され始めています。また、デリケートゾーンの不快な症状は、必ずしもエストロゲン減少が原因でない場合もあります。今までと違う変化を感じたら、婦人科を受診して病気が隠れていないか確認することも大事。産婦人科専門医の八田真理子先生に聞きました。

2017.05.18 更新

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腟や外陰部に当てはまる症状があったら “外陰腟萎縮”が始まっている可能性大です!

●乾燥を感じる

● かゆみがある

● 腫れた感じがある

● 熱くほてる感じがする

● おりものが減ってきた

● 性交痛がある

● アンモニア臭が気になる

● 尿もれ、頻尿がある

● 膀胱炎を繰り返す

 

いかがでしょうか? 当てはまる症状があったら“外陰腟萎縮”が始まっている可能性があります。

35歳以降、デリケートゾーンの違和感が 起こりやすくなります!

「35歳以降に、外陰部や腟にかゆみ、ヒリヒリ感などの乾燥、臭いなどの不快症状を感じるのは、エストロゲンの低下が原因のことが多いです。“外陰腟萎縮症”と言われています。外陰部や腟の潤いやふっくら感がなくなり、乾燥して痩せて、雑菌が繁殖しやすくなって起こる症状です。 性交痛や尿もれにも関連しています」と産婦人科医の八田真理子先生(ジュノ・ヴェスタクリニック八田院長)。

 

このようなデリケートゾーンの不快を感じたら、他にも婦人科の病気がないことを確認するようにしましょう。

「クラミジア、トリコモナス、ヘルペスなどの性感染症(STI)の有無のチェック、婦人科検診として、子宮頸がんや子宮体がんの検査に加え、経腟超音波で子宮と卵巣の状態をチェックすることが大切です」(八田先生)

 

海外では積極的に治療しますが、日本では誰にも相談できずにいたり、市販薬の軟膏などで対処する人も少なくありません。

「一度、腟や外陰部が萎縮すると自然に元に戻ることはありません。市販薬の軟膏を長期に渡り使い続けて、赤く腫れて症状を悪化させてしまう人もいます」(八田先生)

婦人科で レーザーによる最新治療が可能に!

デリケートゾーンのかゆみや乾燥、臭いなどのさまざまな不快症状を起こす外陰腟萎縮症では、現在、ホルモン補充療法やエストロゲン腟錠による局所療法が婦人科で最も多く行われている治療法です。エストロゲン腟錠は、症状が進んでいる人は毎日、継続して入れる必要があります。

 

「そこで、顔のリフトアップやたるみ改善に使われている炭酸ガスフラクショナルレーザーを腟と外陰部に照射する新たな治療法が婦人科で行われるようになりました」(八田先生)。

 

外陰腟部の最新レーザー再生術「モナリザタッチR」。

外陰腟萎縮による不快症状(乾燥、臭い、かゆみ、性交痛、排尿障害・尿もれ)、乳がん既往で外陰腟萎縮があるがホルモン療法ができない人、外陰部のしわ、たるみが気になる人に有効です。

専用プローブで照射します!

施術は、外陰部に麻酔クリームを塗り、腟内に専用プローブを挿入しレーザー照射(約1分)。プローブを替え、外陰部にもレーザー照射(約3~5分)。チクチク感や熱さを感じる人もいるがつらい痛みはない。

即効性があるが継続して2~3回行うと、さらに効果が高い。1回¥80,000(八田先生のクリニックでは現在モニター価格¥30,000)。

 

八田真理子先生(ジュノ・ヴェスタクリニック八田 院長)

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産婦人科医。1990年、聖マリアンナ医科大学医学部卒業。順天堂大学、千葉大学、松戸市立病院産婦人科を経て、1998年、現クリニック開業。思春期から更年期まで幅広い女性の診療を行う。日本産科婦人科学会専門医。

 

ジュノ・ヴェスタクリニック 八田

千葉県松戸市牧の原2-92 http://juno-vesta-clinic-hatta.net/

2017.05.18 更新

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